Sunday, November 19, 2017

セラピスト通信; フラの歴史

9月 4, 2009 by admin  
Filed under トピック

■フラのはじまり
古代ハワイのポリネシアン系先住民の間で、宗教儀式の一環として踊られていたのが『フラ』です。
ハワイにおける古代宗教とは、森羅万象あらゆるものにマナ(精霊)が宿っていると考えられていました。古代のハワイには「文字」が存在しなかった為、 神や自然への感謝と祈りをフラをいう踊りで表し伝えたのです。

■古典フラ「カヒコ」と現代フラ「アウアナ」
現在ハワイに伝わるフラには大きく分けて2つのスタイルがあります。
フラ本来の様式を継いでいる「カヒコ」は神への奉納儀式のひとつで、打楽器を叩きながら詩を歌い、力強く厳粛な踊りが披露されます。
一方、「アウアナ」は新しいフラの形(モダンスタイル)で、ギターやウクレレなどのハワイ音楽と一体化しつつ発展した、美しく優雅な踊りが特徴です。

■フラの歴史
1820年アメリカから宣教師団がハワイ島に上陸します。
この時、宣教師達には露出の多い衣装が猥雑に映り、フラとオリ(朗唱)を禁止するよう、当時の女王・カフマヌ(カメハメハ大王の妻)に進言します。女王はこれを受け入れ、以後、1874年にカラカウア王によって、禁止令が解かれるまで約50年もの間、フラは批判され公の場から姿を消すことになります。

更に1898年ハワイがアメリカに合併されハワイ王朝は崩壊、アメリカとなったハワイではハワイ語を話すことを禁じられ伝統に根ざしたカヒコ(古典フラ)は衰退の一途をたどっていきます。
一方でハワイが、アメリカ軍の保養地・観光地として世界に知られる存在となりアウアナは観光客を楽しませるために露出度の高い衣装で踊られ、音楽もハパ・ハレオ・フラソングが数多く作られました。(ハパとは「半分」、ハレオは「白人」の意味です。)
ハワイのアメリカ化に伴い本来の意味をなくしかけていたフラですが、1970年代には世界中で少数民族独立の動きがあり、ハワイでも伝統文化を復活させようとする運動が活発になります。伝統的な音楽に加え、ハパ・ハレオフラソングの人気と共に、フラはビジネスの一端として取り込まれていきます。こうして、エンターテインメント性の高いものに変化していきフラは復活を遂げるのです。

Comments are closed.